スピリチャルって。

最近、日本のテレビでよく聞く「スピリチャルブーム」なる言葉。　私はブームといわれるとちょっと抵抗したくなる気持ちがあります。ブームではないでしょう。人間が誕生してからずーっとある物じゃないんですか？　テレビの討論会みたいなやつを見ていましたが、霊が見えるという人や、占い師のような方と大槻教授のいつもの感じで面白おかしく番組は進んで行きます。バラエティーですね。インチキくさい人達がすき勝手しゃべっている。たぶんバラエティーにしなければ収集が付かないんでしょうね。

話は違いますが、アメリカで大好きなスポーツを見ていると神に感謝している場面によく遭遇します。いまや、野球のハンクアーロンの記録を抜こうというバリーボンズ選手は、ホームランを打つと必ずホームインした時に、空を仰ぎ神に感謝しています。3冠王に一番近いと言われるカージナルスのプホルス選手も同じです。1流中の1流がそうなのです。又アカデミー賞などで賞を取るとスピーチで最初に「神に感謝します。」という趣旨の言葉を述べる人がとても多いのです。日本ではあまり聞きませんが1流が神を信じ実績を上げているので宗教心の大切さを感じます。それだけ強固な物があれば、占いや、霊能者の言う事に身をゆだねる必要がないのです。

ハワイでも原住の民は、自然を愛し、恐れ、ハワイの神を信仰している人達も多い。又それとは別に日曜日に教会に行く人も多いのです。私は思います。インチキ宗教家が多くても、人間科学では解き明かせない未知の部分がある事は、事実です。かのアインシュタイン博士も神を信じていたと聞きます。哲学者ソクラテスは人間の無知を知る事を説きました。私たちにはわからない事が多いのです。